【格安SIM】通話アプリに必要な通信速度・通話品質に影響は?
2021/10/18
格安SIMの「通話アプリ」に必要な通信速度は?
通話アプリを快適に利用するのに必要とされる通信速度は20~64Kbps程度です。
各社の速度制限が入っても128Kbpsなので通話アプリの利用に関しては速度は気にしなくて良さそうです。
実際、各社SIMを使っていて速度制限が入ったから通話アプリが使えなくなったといった話は聞いたことがありません。
通話アプリでの通話品質は?
通話アプリは音声通信ではなく、データ通信をアプリによって音声に変換しているものです。「LINE通話」がソレです。
メリットは通常の通話料より安い、デメリットは若干音声がこもった感じになる、ネットワークの混雑、障害などの影響で接続が不安定になることがある。
現在では通話アプリで発信する際、電話番号の頭に特定の番号を入れなくても通常発信同様に利用できる通話サービスも展開されています。IIJmio
音質に関してはも気にならない程度の劣化かと。通信速度とは関係なく稀に接続が不安定な時間帯があるのは確かです。
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通話アプリを利用する際の注意点
通話アプリの接続や音質云々より以前にアプリの利用する条件に色々問題があります。通話アプリを利用する際、同意やアクセス許可がアレコレ要求されます。
面倒なのでスッ飛ばすケースが多いのですが、あの中に「アドレス帳の転送」や業者へ「個人情報」のアップロードなどの許可が含まれている場合があります。
これは同じ通話アプリを利用しているユーザー同士を照合し、リンクさせるために必要なプロセスになるのですが、情報漏洩のリスクが含まれます。
最近では大手格安SIM〇〇モバイルが以前同じ番号で利用していたユーザーの情報が閲覧可能になっていたとのことで行政指導も入っています。
どんな良いサービスも同じ分だけどこかでデメリットが伴います。デメリットをどこが、誰がどんなカタチで負うのかだけの違いで決してなくなることはありません。
無料の「通話アプリ」や「アドレス帳転送アプリ」などを利用する際、同意項目や使用許可など注意深くチェックしてください。特に電話会社や格安SIMとは関係なく「通話アプリ」や「アドレス帳バックアップアプリ」など展開しているモノには要注意です。
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